
活性酸素とは?本当に簡単にわかりやすく、出てくる3つの用語も解説

「活性酸素が増えると老化が進む」「病気の原因になる」そんな話、聞いたことがありますよね
でも正直、「活性酸素って結局なに?本当に危ないの?」 と、よくわからないまま不安になっていませんか?
調べていくうちに、難しそうな用語がいっぱい出てきて結局、納得できずにモヤモヤ気分になりますよね
この記事では、
「高専工業化学科を卒業して、国家資格を持つ鍼灸マッサージ師が専門的見地から解説」
自分でも理解できるように調べて、説明が出来るようにしました
- 活性酸素とは何か?
- 身体の中でどうなってるの?
- 活性酸素は消せないの?
の疑問を
簡単に、わかりやすく解説していきます
調べると出てきて混乱を招く、3つの専門用語(フリーラジカル、不対電子、活性酸素種)についても解説します
この記事を読むことによって、あなたの活性酸素への疑問や不安を解消してもらえるはずです
【結論】名前で示されている通り、活性のある酸素のことです
それだけ言われても「何それ?」ですよね(笑)
活性酸素(Reactive Oxygen Species: ROS)とは、
ふつうの酸素よりも、サビたり、細胞などを傷つける力が強い(活性化して酸化力が強い)状態の酸素です
「元気(活き)がいいので、他のものとかかわりあいたくて、手当たり次第にかかわって、やっつけてしまう」
みたいな感じです
わたしたちの身体の中では、この特性を利用して
細菌やウイルスをつねに殺菌してくれています
ですが、多くなりすぎると健康な細胞も傷つけてしまい、老化や病気の原因になります
ありすぎても、無くても困る、活性酸素はバランスの良い状態がとても大事なものです
- なぜ活性酸素は出来るの?
-
身体の中でできる理由は主に2つです
- 身体を動かすエネルギーを作る際にできる副産物、排気ガスのようなもの
- 細菌やウイルス破壊などのために防衛武器として作られる
- 酸素が活性化ってどんな状態?
-
酸素分子が不安定な状態になっていること(フリーラジカル)
活性酸素は身体の中でどうなってるの?
活性酸素は、エネルギーを作るときの副産物として
また白血球が、細菌やウイルス、ストレス(紫外線など)から身を守るときの防御反応として作られます
おもに4種類の活性酸素種が、それぞれの場面で使われ、活動しています
- 殺菌作用
- ほかの活性酸素種の原料
- 細胞、DNAを破壊
- 組織破壊(酸化ストレスの原因)
ふつうと違う細胞、異物や異常なDNAを破壊して、健康な状態を保ってくれています
しかし多くなりすぎると正常な組織も傷つけてしまうのです
「活性酸素=悪者」というイメージを決定づけた、ベストセラー本
春山茂雄氏の『脳内革命』(1995年、サンマーク出版)
ストレスや怒りは「脳内毒素」を発生させ病気の原因になるとして活性酸素を取り上げ
- 毒としての活性酸素
- 病気の90%は活性酸素が原因
- 活性酸素を抑える(抗酸化)の重要性
などが書かれています
現在の科学的見解では過度な表現とされていますが、活性酸素の危険性を広く知らしめた書籍として話題になりました
フリーラジカルとは?ラジカルとの違いは?不対電子って?
フリーラジカル:他の原子や分子にくっつきやすい状態の原子・分子・イオンのことです
不安定状態(不対電子を持っている)なので、他とくっついて安定したがります
フリーラジカル、ラジカルは実は同じ意味、用語です
(化学分野では単に「ラジカル」、生体や酸素の分野では「フリーラジカル」と呼ばれることが多いようです)
不対電子:ペアがいない電子、普通だと2つのペア(対)でいますが、ペアになれずに1つだけ余っている電子のことです
バランスが悪く、ペアを探して他の原子や分子にくっつこうとします
(電子:原子の周りを回っている小さな粒子)

4種類ある活性酸素種(ROS)とは、活性酸素との違いは?
活性酸素種とは活性酸素と、ほぼ同じ意味で使われています
違いはフリーラジカル以外のものも含めていること
| 活性酸素種 | 発生要因 | 主な働き |
| スーパーオキシドラジカル(O₂⁻・) | 呼吸、代謝、炎症 | 殺菌 / 他の活性酸素種の原料 |
| 過酸化水素(H₂O₂) | 脂肪代謝、炎症 | 殺菌 / ヒドロキシラジカルの原料 |
| ヒドロキシラジカル(・OH) | 光/紫外線、呼吸、代謝、炎症 | 細胞・DNAを破壊(最も強力) |
| 一重項酸素(¹O₂) | 光/紫外線(皮膚) | 細胞膜・皮膚組織を傷つける |
オゾンも身体の中で働いている?
オゾン(O3)とは、ヒドロキシラジカルよりも強い酸化力(強力な殺菌作用)を持っている状態の酸素です
研究段階ですが、オゾンは白血球(好中球)が細菌などを倒すとき
特殊武器として一瞬だけ作り出されると考えられています
そのため、オゾンは活性酸素種の一つとして扱われる場合があります
活性酸素(活性酸素種)は身体の中でつねに作られていて、白血球が細菌を通常攻撃する時に使われています
- 活性酸素種:常に作られている
- オゾン:使う時だけ作り出す
このように身体の中での違いがあるとされています
活性酸素を消す身体のしくみ
実はわたしたちの身体は活性酸素を消す力を持っています
活性酸素を無毒化する酵素を作る仕組みが備わっていて「抗酸化機構」と呼ばれています
| 作られる酵素 | 酵素の働き |
| SOD(スーパーオキシドジスムターゼ) | スーパーオキシドを過酸化水素に分解 |
| カタラーゼ | 過酸化水素を水と酸素に分解 |
| GPx(グルタチオンペルオキシダーゼ) | 過酸化物を無毒化 |
この打ち消す力を超えたときに老化・病気が進んでしまいます
酵素:自分は反応しないが存在することで、化学反応を手助けしてくれるもの(別名、生体触媒)
活性酸素とは?まとめ
ちょっと深堀して、科学よりの説明になりましたが、いかがでしたでしょうか?
ぶっちゃけ、専門用語を覚える必要はないと思っています(笑)
- 酸素が活発に動いているものが活性酸素
- 身体に大切必要なもので、バランスが大事
- 打ち消す力が自分の中にはある
ここをおさえていれば良いと思います
あなたの活性酸素についての「何かよくわからなかった」が解消されたらとってもうれしいです!
