
鍼灸の時に、私の中で行なっていること|町田の鍼灸院より

鍼灸院というと、「痛そう」「何をされるかわからない」と、少し身構えてしまう方も多いと思います。
実際に鍼を打つまでに私、町田に店を構えるアーキュポイント鍼灸治療院の院長滝澤は、いったい何をしてその時なにを考えているのか。今日は、施術中に私が無意識にやっていることを、できるだけそのまま言葉にしてみようと思います。
鍼の施術の流れ
鍼を打つまでの流れは、だいたいこんな順番です。
- 体を動かしてもらい、状態を確認する
- 気になる部位を押して、硬くなっている場所を探す
- 身体をやさしくさすり、体全体の硬さとバランスを確認する
- 刺す場所を決め、もう一度くわしく確かめる
- 鍼を打つ
まず、体を動かしてもらいます
鍼を打つ前、いわゆる可動域テスト(体を動かせる範囲の確認)をします。
「どこで動きにくいか」「どの角度でつっぱりや痛みを感じるか」。体を動かしていただいた時の反応から、今の状態を大まかに掴みます。動かし方の癖や、左右の差なども、この時に見ています。ここで見えたことを手がかりに状態を把握していきます。
気になる部位を押して、今の状態を探ります
次に、ご相談いただいた気になる場所やそのまわりを、指で押して探っていきます。
私が探しているのは、筋肉がこり固まった部分がどこにあるか。そして、その硬さがどのくらいの大きさで、どれくらいの深さにあるのか、どの方向に伸びているのか。身体を触れてそれらの情報を探っていきます。
全身を軽擦して、全体のバランスを確認します
続いて、全身をやさしくさすります。これは、体全体の大まかな硬さと、その部位を把握するためです。
実は、気になっている場所よりも、まったく別の場所の方が硬い、ということも珍しくありません。体はつながっていますので、気になる箇所だけを見るのではなく、全体のバランスを見ながら、どこに本当の原因があるのかを探っています。
刺す場所を決めて、もう一度確かめます
こうして全体を把握したところで、鍼を打つ場所を決めます。
そして、決めた場所をもう一度、今度はさらにくわしく確かめ直します。先ほど気になる部位を押して探った時に感じた状態と、自分の見立てが合っているか。深さや硬さ、周りの組織との関係を、指先で再確認しながら進めていきます。
触れた情報を立体映像として
今までの指先から入ってきた情報をもとに、頭の中に体の内側の構造、筋肉の走行がどうなっているかが浮かび上がります。まるで、身体の状態が立体的に浮かび上がるのを見ているような感覚です。
「この角度で」「この太さの鍼で」「この深さまで」入れれば、一番負担が少なく、一番効果的に届く。そう頭に浮かんだ通りに、手を動かしていきます。
これは、時間の積み重ねでできた「からだの地図」
これは特別な才能というより、同じ体に何度も触れ続けてきた時間の積み重ねだと思っています。
長年かけて、指先と頭の中に「からだの地図」ができた、という感覚に近いです。同じ体に何度も触れてきたからこそ、その日の体調の変化、違和感に、すぐに気づくことが多いです。
初めて当院にいらっしゃる方には、この一瞬の判断がなぜ安心できるものなのか、うまく伝わらないかもしれません。ですが、施術のたびに私が大切にしているのは、この「触れてすぐにわかる」感覚を、その方の体に合わせて丁寧に使うことです。
不安なことは、いつでもお声がけください
初めての施術は、どうしても不安が付きまとうものだと思います。
不安なことがあれば、施術中いつでも遠慮なくお声がけください。その都度、お話していただいた事をもとに指と頭で確認しながら進めていきます。
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