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【トリガーポイント】慢性的な痛みと「痛みの引き金」|町田の鍼灸院より

トリガーポイント

「整形外科で「骨には異常がない」と言われたけど痛いまま」「整体マッサージに行ってもすぐにつらさが戻ってしまう」

そんなあなたが痛いと感じている場所と違う場所、筋肉や筋膜(ファシア)に生じている「トリガーポイント」が関係しているかもしれません。

また適切なケアをせずにいると、さらにトリガーポイントが増えてしまう場合も。

近年注目されているトリガーポイント。欧米では鍼でのトリガーポイントの事を「ドライニードル(Dry Needle)・ドライニードリング(Dry Needling)」として、その効果が科学的に研究されています。

この記事を読むと分かること
  • トリガーポイントとは何か
  • トリガーポイントの説明で出てくる「筋膜とは」
  • トリガーポイント鍼灸とトリガーポイント注射の違い


町田市でトリガーポイントも考慮した鍼灸治療を受けたいなら、
アーキュポイント鍼灸治療院へご相談ください。
はり師・きゅう師・マッサージ師の国家資格を持つ院長が自ら行ないます。

トリガーポイントグリッドを探している人も来るかもなので、リンク貼っておきました

トリガーポイントとは何か?「痛みの引き金」の正体

トリガーポイント(TP)とは、ある一定の圧力をかけることにより、局所的な症状を引き起こす部位を意味します。

参考文献:運動・からだ図解 症状から治療点をさぐる トリガーポイント

トリガーポイント(TP:Trigger Point)もしくは、筋膜トリガーポイント(MTrP:Myofascial Trigger Point)とは何か?

一言でいってしまうと、
身体にトラブルが起こると出てくる、押すと痛いポイント(場所)です

筋肉の中にできる「コリ・しこり」のようなもので、筋線維の一部が持続的に縮んだまま元に戻らなくなった状態と考えるとわかりやすいです

同じ姿勢や動作の繰り返し、過度な筋肉の使い過ぎ、ケガなどが「引き金」になります

トリガーポイント(Trigger Point)を直訳すると「引き金となる点」です

拳銃の引き金を引くと弾が遠くに飛んでいくように、その部位を押すと、そこから離れた場所にまで痛みやしびれを放散させる特徴があるため、このように呼ばれています。

トリガーポイントとは?

筋肉や筋膜の中にできた「知覚過敏な硬結(しこり)」で、押すと押した場所だけでなく、離れた場所へ放散痛(筋筋膜性疼痛)が走るのが特徴です

マクバーニー点はトリガーポイントですか?

虫垂炎(盲腸炎)の際に強い圧痛が出現することで知られているマクバーニー点(McBurney’s point)
これは内臓の炎症が腹膜に波及した結果の痛み(体性痛)になりますのでトリガーポイントではありません

痛覚過敏部位としての定義

専門的には「痛覚過敏部位」とも呼ばれます。筋肉や筋膜の中にできた、知覚過敏状態にある局所的な「しこり(硬結)」であり、体内の痛みセンサーが暴走して、わずかな刺激でも強い痛みを感じるようになっている状態の場所です。

「ツボ(経穴)」との共通点

興味深いことに、トリガーポイントの発生部位は、東洋医学で古くから伝わる「経穴(ツボ)acupoint」と一致、あるいは類似していることが指摘されています。

経験的に痛みに効くとされてきたツボが、現代科学における筋膜の機能障害のポイントと重なる事があるのは興味深いです。

トリガーポイントと鍼灸で用いられる経穴の位置関係については、両者の対応を示す研究がある一方、対応しないという見解もあり、現在も議論されています。
そのため、両者は同じものではなく、それぞれ異なる考え方と捉えるのが適切のようです。

筋膜・ファシアとトリガーポイントの深い関係

トリガーポイントをもう少し理解する上で欠かせないのが、筋膜・ファシアの存在です。

包み込む膜、筋膜・ファシアとは

「ファシア」は、ネットワーク機能を持つ線維性の立体網目状組織とされています
筋肉だけでなく、骨、血管、神経などを包み込んでいる膜状の組織です。組織を支え、正しい姿勢を保つ役割がある事から第二の骨格と表現される場合もあります。

以前は、筋膜=ファシアとされていましたが
筋肉にかかわる部分だけ筋膜と呼ぶようにする見解になりつつあるようです

ファシア:骨・血管・神経を包み込む膜
筋膜:筋肉を包み込む膜

筋・筋膜への負荷がトリガーポイントを生む

筋肉や筋膜の状態は長時間同じ姿勢を続けたり、繰り返しの負荷がかかったりするなどで変化します。

  • 長時間同じ姿勢を続ける(デスクワークなど)
  • ストレスや冷え
  • 過剰な運動などによる微細な損傷

トリガーポイントとは、こうした筋肉の状態や痛みとの関連との考え方の一つです。

なぜトリガーポイントができるのか?形成のメカニズム

トリガーポイントの形成や痛みに関しては、局所の循環、筋活動、神経系など複数の要因が関係すると考えられており、現在も研究が続いています。

  1. 持続的な緊張
    同じ姿勢や反復動作で筋肉が緊張し続けると、血管が圧迫されます。
  2. 血流不全と酸欠
    血流が減ると、酸素や栄養が筋肉に行き渡らなくなり、老廃物が蓄積します。
  3. 痛みの悪循環
    酸欠状態になると、筋肉は正常に弛緩(リラックス)できなくなり、硬いしこりを作ります。この痛みがさらに自律神経を介して血管を収縮させ、さらなる緊張を生むという「負のスパイラル」に陥ります。
  4. センサーの過敏化
    筋肉や筋膜内にある痛みを感じるセンサー(固有の受容器)が過敏になり、微細な刺激でも「激痛」として脳に伝えるようになります。

痛みの黒幕「関連痛」の謎

トリガーポイントの最も厄介で特徴的な性質が、関連痛です。

「痛い場所」に原因はない?

実際に痛みを感じている部位と、本当の痛みの原因(トリガーポイント)が異なるケースがあります

  • 頭痛の原因が、実は首や肩の筋肉にあるトリガーポイントだった。
  • 坐骨神経痛のような足のしびれの原因が、実はお尻の筋肉(小殿筋など)にあるトリガーポイントだった。
  • 膝の痛みの原因が、太ももの筋肉(大腿四頭筋)にあった。

このように、痛みが出ている場所ばかりをマッサージしたり湿布を貼ったりしても、本当の「黒幕」であるトリガーポイントを処置しない限り、症状が改善しない場合もあります。

トリガーポイント鍼灸の特徴

トリガーポイントへのアプローチには、マッサージ、筋膜リリース、注射など様々な方法があります

その中でも「鍼灸(はりきゅう)」には特有のメリットがあります。

① 手では届かない深部のコリに

マッサージなどの手技療法は、表面に近い筋肉には有効ですが、深層にあるトリガーポイントには刺激が届きにくい場合があります。鍼は、深層にあるトリガーポイントに対しても、ピンポイントで直接刺激を加えることが可能です。

② 血流の活性化などの反応

鍼の刺激によって、血流や神経系などにさまざまな反応が生じることが研究されています。ただし、鍼による痛みの軽減には複数のメカニズムが関与すると考えられて、1つの仕組みだけで説明できません。

③ 薬剤を使わない

トリガーポイント注射(TPI)と異なり、鍼施術は薬剤を使用しません。そのため、薬の副作用が心配な場合でも受けることができます。

トリガーポイント鍼と、トリガーポイント注射との違い

病院で行なっているトリガーポイント治療は、主に「注射」という形で行われています。それぞれの特徴を理解し、自分に合った選択をすることが大切です。

項目トリガーポイント鍼トリガーポイント注射
主な手法極細の鍼による直接刺激局所麻酔薬やステロイドの注射
主な標的筋・筋膜、深層の硬結、経穴筋の硬結(トリガーポイント)
副作用一過性の倦怠感、内出血局所痛、薬物反応、内出血
特徴薬物不使用、広範囲のケアが可能保険適用されることが多い
トリガーポイント鍼と注射の違い

トリガーポイント注射とは
圧痛点に局所麻酔剤あるいは局所麻酔剤を主剤とする薬剤を注射し痛みを軽減させる手技です。
〈トリガーポイント注射の主なお薬〉
・ネオビタカイン(有効成分として、局所麻酔薬(0.1%ジブカイン塩酸塩)、抗炎症薬(0.3%サリチル酸ナトリウム = NSAIDs)および0.2%臭化カルシウム(鎮痛に寄与)を含有)

  • 効果の感じ方には個人差があります
  • 薬剤は医師が判断します。注射を受けている主治医にご相談ください
  • 当院では、トリガーポイント注射は行なっていません(トリガーポイント鍼治療はOK)

部位別:トリガーポイントが引き起こす意外な症状と改善例

トリガーポイントが原因となりやすい代表的な不調を紹介します。

頭・首・肩

  • 緊張型頭痛・めまい
    胸鎖乳突筋や斜角筋のトリガーポイントが関与している可能性があり、頭痛や「ふわふわするめまい」を引き起こすことがあります。
  • 五十肩
    肩関節そのものの異常だけでなく、棘上筋や肩甲下筋のトリガーポイントが可動域を制限している関与がある可能性が報告されています。

腰・お尻・足

  • 坐骨神経痛に似た痛み
    腰やお尻の筋肉のトリガーポイントでは、坐骨神経痛に似た痛みが離れた場所に感じられることがあります。ただし、しびれや筋力低下などがある場合は、他の原因も考える必要があります。
  • 変形性膝関節症の痛み
    膝周囲の痛みに、太ももなどの筋肉の緊張や筋筋膜性疼痛が関係する場合もあります。
  • 足裏のしびれ
    ビタミン不足や神経障害と間違われやすいですが、足底の筋肉の筋膜性疼痛であることがあります。

トリガーポイントまとめ

肩・首・腰などがつらい痛い場所を揉んでも繰り返しまた戻ってしまう

つらくなる場合は、痛みが出ている場所だけでなく、周辺の筋肉や動きなども含めて「痛い場所」と「関連する場所」が違うことがある

筋膜リリースとトリガーポイント鍼治療は「筋膜という同じ組織に対するアプローチ」では関連しているけれど、理論も背景も手技も違う別々の方法

考え方と治療の一つとしてトリガーポイントという考え方があるという感じになります

町田駅近くで肩こり・腰痛・頭痛を抱えているあなたに、
筋肉などの状態(関連痛など)を確認しながら施術する、アーキュポイント鍼灸治療院
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